植物講座basic 動画クラス
植物の葉はなぜ緑色なのか、花はなぜ咲くのか、種はどのタイミングで芽を出しているのか。
植物の色も香りも、葉を出し花を咲かせ、種を結ぶタイミングも、すべて植物にとって必要があっての現象です。
そんな、知っているようで知らない植物の世界のお話を分かりやすくお伝えします。
また、植物を見分けていく必要があるとき、植物の専門家はどこを見て見分けているのでしょう。植物を見分けるには、フォーカスするべきポイントがあります。そんなお話もします。
植物と自分を含めた世界の繋がりを知り、感じるようになると日々の暮らしが楽しくなります。
Kigiの植物講座は、単なる植物の「利用法」ではなく、植物の生き方や、私たち人間とも繋がっている、植物を含めた世界を知る講座です。
知ると毎日の暮らしの中で目に映る景色が変わってきます。そしてそんな暮らしはとても楽しいです。
【 プログラム詳細 】
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① 葉
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植物を知るために、まずは名前を知りたいと思う人は多いと思いますが、見分けるのが難しいという声をよく聞きます。
植物を見分けたり特定するにはコツがあります。
何となく植物全体を見ているとなかなか特定は難しいですが、植物の部分の中の決められたポイントに着目することでぐんと見分ける力が付きます。
座学「葉」の講座では、植物を見分けるポイントを中心にお伝えします。
また、植物図鑑に出てくる専門用語はとっつきにくい印象がありますが、植物の専門用語を理解することが植物を見分ける近道になります。
「葉」では、植物の専門用語をわかりやすくお伝えします。
植物が見分けられるようになると、おうちの周りの景色やいつもの散歩道が違った趣に見えてきて、身の回りの植物との距離がぐっと近くなります。
●「葉」プログラム
植物を「葉」で見分けていくための10個のポイントをわかりやすくお伝えします。
〇葉全体の形
〇葉の縁
〇葉の全体の形
〇葉の先端の形
〇葉の基部(付け根)の形
〇葉柄の状態
〇葉脈の走り方
〇葉の付き方
〇茎の状態
〇五感で見分ける
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②、③ 花-1、花-2
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花ー1は以下の内容になります。
花にはなぜ特有の色と形があるのか。
早春に咲く花はなぜ黄色が多いのか。
植物はどのタイミングで花を咲かせようと思うのか。
知っているようで知らない花の世界。
花の中には、植物の何億年もの進化の歴史が凝縮されています。
私たちの目を楽しませてくれる花の色は、何億年も昔に、植物が海から陸に上陸したときに植物が陸上のストレスから身を守るために獲得した、生きていくための成分の色です。
花の存在そのものも、植物が生きていくために獲得したもの。
花-2は以下の内容になります。
植物の科ごとの花の構造の特徴をあげ、花によって植物を見分けていくという内容です。
また、「有毒のものが多い科」や、科ごとの「一つの花はどれ?」「一枚の花びらはどれ?」などの情報も盛り込んでおります。
特別な場所に行かなくても、一歩家の外に出れば、実はたくさんのお花が咲いています。
植物の生き方を知るとそれまで見ていた植物が全く違った存在に見えてきます。
そんな植物と暮らす毎日は、とても楽しいです。
「座学 花」の講座が、そんな楽しい暮らしのきっかけになればと思っています。
●「花1」プログラム
〇植物の誕生と花の誕生
〇花の色と植物の命を繋ぐもの
〇花の色の成分
〇虫の目に映る植物
〇葉と花が作られる仕組み
〇花の咲く時を決めるもの
●「花2」プログラム
〇色々な花の分類
〇被子植物の分類 ~双子葉類と単子葉類~
〇イネ科 、サトイモ科 、バラ科、マメ科 、アブラナ科 、キンポウゲ科、セリ科、ナス科 、シソ科 、キク科など
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④ 樹木
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公園樹や街路樹など、日常で樹木を目にする機会は多いと思いますが、木の生態について知っている人は案外少ないのではないでしょうか。
また、樹木からは精油などを採取することができますが、アロマセラピーに親しむ人も、精油の素となる樹木の生き方については知らない方が多いと思います。
一本の樹木の中には、盛んに生きている「生」の部分と盛んに生きる時期を過ぎてもなお、樹木を支える存在となっている「死」の部分が同居しています。
樹木は体の一部を積極的に老化させたり、最初から死ぬことがプログラミングされているような樹木の一部分もあります。
樹木の生態を知るとき私が一番惹かれる部分はそこで、そんな樹木の生き方は私たち人間にとっても学ぶ部分が大きいです。
多くの人に木の生き方を知ってほしいです。
「樹木」プログラム
〇樹木の構造
〇樹木の成長
〇樹木の防衛方法
〇常緑樹と落葉樹
〇樹木の老化
〇世代を超える樹木の旅
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⑤ 実と種
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タネはいつ発芽するのでしょう。
タネは芽生えたところで生きていけるのかをとても合理的に判断しています。
あの小さなタネの中には遺伝情報や、生きていくための知恵がたくさん詰まっています。
「座学 実と種」では、タネが発芽する判断をどのようにしているのかというお話や、植物は多様性を確保するために自分と同じ遺伝子を持つ花粉は受け入れないような様々な工夫をしているというお話などを中心にします。
また、「はじける」、「飛ぶ」、「くっつく」、「流される」など、タネが命を繋ぐための工夫は、美しい姿となって現れています。
「座学 実と種」ではタネの造形の美しさにもフォーカスし、「見る」ことに重点を置いています。
●「実と種」プログラム
〇タネの構造
〇眠るタネ
〇タネの環境適応
〇タネが光を感じる仕組み
〇受粉
〇花の雌雄
〇自分の花粉を受け入れる植物、受け入れない植物
〇受精
〇タネの散布
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⑥ 植物のネットワーク
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植物は動かないことを選んだがゆえに、そこに居ながらにして周囲と巧みにコミュニケーションをとっています。
原初の植物が海で生まれ、やがて地上に上がった時、地球にはまだ充分に植物を育めるような栄養豊富な土壌はありませんでした。
そのため、植物は地上に上がったその時から今に至るまで周りの生き物の力を借りて生きているのです。そして周りの生き物も、植物の存在なしでは生きていけず、はるか昔から植物とほかの生き物は助け合って生きてきました。
私たちの目には見えにくいですが、地上と地中には植物同士や植物とほかの生き物同士のネットワークがはり巡らされていて、植物とその周りの生き物はお互いが生きるためのコミュニケーションを盛んに行っています。
講座「植物のネットワーク」ではそんなことを中心にお伝えします。私たちの目には見えないけれど確実に存在すること。知ることで、見えてくる植物の世界が変わるかもしれません。
●「植物のネットワーク」プログラム
〇地上のネットワーク
〇地下のネットワーク ~ 植物と菌の出会い
〇植物と菌根菌の共生
〇菌根菌の種類
〇植物と菌根菌の様々な関係
〇木同士のネットワーク
★YouTubeチャンネルでそれぞれの講座の冒頭30分間を無料公開しております。
こちらからご覧ください
講師紹介
波多野ゆふ
植物研究家 Kigi代表
東京都出身
東日本大震災をきっかけに山梨県に移住ののち、現在は神奈川県湘南エリア在住。
シミック八ヶ岳薬用植物園でのガーデンキーパー、八ヶ岳中央農業実践大学校での森の講師、ハーブ講師を経て独立。
現在は植物生理学に基づいた植物の生き方や、森と海の繋がりなどを伝える講座、自家栽培の薬草を使って家庭薬やコスメを作る講座や植物観察会などを、湘南エリアを中心に各地で開催。
植物の薬効や利用法だけではなく、植物の生き方の話が好評を博し、講座には全国各地から参加者が集う
●講座料金・お申込み
①~⑥単回受講:各4,000円(税込)
全6回受講:22,800円(税込)
単回受講は、それぞれの回につきまして最初にご覧になった日から30日間は何度でもご覧いただけます。
全6回受講は最初にご覧になった日から6か月の間、それぞれの回の順番に関係なく何度でもご覧いただけます。
お申し込みはこちらのフォームからお願いいたします。
参加費用は事前入金となります。
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